昨年秋からずっと、
日本の家族が送ってくれたパッケージに同封さえてた折り鶴。
内側に、送付日と私を気遣ってくれる言葉が書いてあるのです。
家族のこうした気持ちが、
きっと私を治しているのに違いないと思う。
最初は、
折り鶴を開くのが難儀で難儀で…。
指の関節が痛くて、
摘んだり引っ張ったりが難しいから。
一筆箋なら折らなくてもいいのに、なんて思ってた。
でも、これってリハビリだよ!と、
この数を見て思った。
そして本当に私の手は、
今では難なく折り鶴を開けられるようになったのです。
私のことを心配してくれる誰か、
治るようにと祈ってくれる人がいる幸せ。
そして、
去年の今頃からしたら、
本当に信じられないくらい回復している自分に気づく。
昨夜は、
ほぼ1年ぶりに湯船につかることができたのです。
この深いバスタブに入るのは、
実は本当に危険。
大きくて深く、底がツルツルなので、
リウマチでなくてもひっくり返る可能性が高い。
前回入った時、
滑られずに出られた…と安心した途端に、
取り付けてある段で滑り、
床に背中から激突。
それで、お風呂に浸かるのはやめようと決めた、去年の夏。
それが、今年はまた
ひとりで入浴できるようになった。
ものすごい進歩だと、
喜びつつお湯に体を横たえる幸せ。
ありがとう。